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公的年金・個人年金の実践



個人年金 − 定期年金のケーススタディ

個人年金は加入する価値があるのかどうか、 簡保 で提供している定期年金保険を実際に見てみましょう。

定期年金は、一定期間の間だけ年金を受給することができる年金です。 今の公的年金制度の下では、60歳で定年退職した場合、公的年金の受け取り開始の65歳まで5年間年金が受給できません。 定期年金は公的年金を受け取れるようになるまでの5年間をてん補するために加入している人が多いようです。

では、現在50歳の男性が、60歳から65歳までの5年間、毎年80万円の年金を受給するためのプランを見てみましょう。

前提条件:60歳から65歳まで毎年80万円を受け取る

加入年齢:50歳

保険料払い込み期間: 50歳から60歳までの10年間

年金受給: 60歳から65歳までの5年間

毎月の保険料: 32,000円
          1年間に換算して32,000円 x 12ヶ月 = 384,000円

保険料合計: 384,000円 x 10年 = 3,840,000円

もらえる年金:800,000円 x 5年 = 4,000,000円


簡保の場合、5年定期年金で年金受け取りが60歳からの場合、加入するのが50歳以上となっています。


では、1年に384,000円づつ10年間貯蓄したと仮定しましょう。 年利1%の複利で10年間運用すると、税引き後の利息を含めて約4,000,000円弱になります。 ですから、この保険の場合年利1%で10年運用したのとほぼ同じとなるわけです。


この定期年金保険がいいかどうかの判断は、人によってさまざまと思われます。 年1%の運用なら株や投資信託に投資したい、と考える人もいるでしょうし、今後10年の金利はたいして変わらないだろうから銀行の定期預金よりいいかもしれない、と考える人もいるでしょう。 保険に加入する前に、定期年金保険を買わないならば年384,000円をどう投資するかを考えてください。もしあなたが現在50歳ほどの方で、10年間の円定期預金で運用する予定でしたら、悪くない保険といえるでしょう。
定期年金保険は、定期預金とあまり変わらないということを覚えておいてください。


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個人年金 − 逓増型終身年金のケーススタディ

逓増型終身年金保険は、年金が一生涯もらえ、かつ受け取る年金が毎年増えていく年金保険です。

簡保で提供している逓増型終身年金保険を実際に見てみましょう。

前提条件:40歳の男性が60歳から終身で年90万円の年金を受ける

保証期間付:15年の保証期間付

毎月の保険料:110,070円
       1年間に換算して110,070円 x 12ヶ月 = 1,320,840円

保険料合計: 1,320,840円 x 20年 = 26,416,800円

年金金額 : 年齢とともに増え、65歳で年101万円、70歳で年117万円・・・と毎年増える

受け取り年金: 保証期間15年 (最低保証1,673万円)なので、

      65歳まで生きた場合、477万円 (本人) + 1,196万円 (遺族) = 1,673万円

      70歳まで生きた場合、1,031万円 (本人) + 642万円 (遺族) = 1,673万円

      75歳まで生きた場合、1,673万円 (本人)

      80歳まで生きた場合、2,418万円 (本人)


逓増型終身年金保険は、生きている限り年金がもらえ、毎年受給する年金額が増えていく保険です。 ですから、長生きすればするほど得する年金です。反対に、長生きしなかった場合は、保証期間15年分の年金をもらって終わります。 上記の例でいくと、80歳まで生きても、保険料の合計は、2,641万円に対し、合計2,418万円の年金しかもらえません。
また、終身年金は毎月の保険料の額が大きく、40歳から60歳までの20年間、1ヶ月110万円もの掛け金が必要になってきます。


終身年金に加入する前に、いちばん大切なことは、自分がいくら公的年金をもらえるかを把握しておくことです。公的年金も終身年金ですから、老後の最低限の生活が公的年金でまかなえるようだったら逓増型終身年金保険に加入しなくてもいいわけです。老後に旅行したり、今までできなかったことをするためにそれなりの出費も必要ですが、こういった出費は計画だてることができるのですから預貯金でも十分です。むしろ、老後に一番気になる出費は医療費でしょう。公的年金がかなりもらえると見込まれる方は、医療費の出費を懸案して終身年金保険に加入するよりは、医療保険に加入したほうが保険料も少なくすみます。


自営業の方など、公的年金額が低い方は老後の生活費のために終身年金保険にはいることも考えられます。 ただし、この保険の場合、82歳以上まで生きてやっと得する保険です。運用成果を無視して考えても、掛け金合計2,641万円と最低保証の1,673万円の差約1,000万円は受け取ることができないかもしれないのです。 この1,000万円を掛捨て保険料として割り切れるかどうか、がこの保険に加入するかの決断ポイントになります。
毎月100,000円もの保険料を払うのでしたら、自分で商品を選別して半分は預貯金、半分は投資信託、等、分散して金融商品を増やしていくという方法もあります。 保険という商品は、結局のところ「保険会社」が運営するのに必要な経費も、保険料に含まれていますから、コスト高になります。自分で商品を選んで投資することは面倒ですが、自分で投資することによって、将来その知識や経験が役に立つようになりますから、 最終的にはいちばんいい結果になるのではないでしょうか。


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個人年金 − 定額型終身年金のケーススタディ

定額型終身年金保険は、定額の年金が一生涯もらえる年金保険です。 簡保で提供している定額型終身年金保険を実際に見てみましょう。

前提条件:40歳の男性が60歳から終身で年90万円の年金を受ける

保証期間付:15年の保証期間付

毎月の保険料:73,800円

     (1年間に換算して73,800円 x 12ヶ月 = 885,600円)

保険料合計: 885,600円 x 20年 = 17,712,000円

年金金額 : 毎年、年90万円

受け取り年金:

     保証期間15年 (最低保証1,350万円)なので、

     65歳まで生きた場合、450万円 (本人) + 900万円 (遺族) = 1,350万円

     70歳まで生きた場合、900万円 (本人) + 450万円 (遺族) = 1,350万円

     75歳まで生きた場合、1,350万円 (本人)

     80歳まで生きた場合、1,800万円 (本人)


定額型終身年金保険は、生きている限り定額の年金がもらえる保険です。 長生きすればするほど得する年金です。反対に、長生きしなかった場合は、保証期間15年分の年金をもらって終わります。 上記の例でいくと、80歳まで生きると1,800万円の年金がもらえることになります。 終身年金は毎月の保険料の額が大きいですが、逓増型とくらべるとかなり安いのがわかると思います。


逓増型保険のところで説明しましたが、終身年金に加入する前にいちばん大切なことは、自分がいくら公的年金をもらえるかを把握しておくことです。公的年金も終身年金ですから、老後の最低限の生活が公的年金でまかなえるようだったら逓増型終身年金保険に加入しなくてもいいわけです。老後に旅行したり、今までできなかったことをするためにそれなりの出費も必要ですが、こういった出費は計画だてることができるのですから預貯金でも十分です。むしろ、老後に一番気になる出費は医療費でしょう。公的年金がかなりもらえると見込まれる方は、医療費の出費を懸案して終身年金保険に加入するよりは、医療保険に加入したほうが保険料も少なくすみます。


自営業の方など、公的年金額が低い方は老後の生活費のために終身年金保険にはいることも考えられますが、保険料総額の1,771万円と、最低保証の1,350万円の差約420万円を掛捨ての保険料として割り切れるかどうかが、保険に加入するかどうかのポイントとなります。


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